Linuxを使っていると、定期的に実行したい処理が出てくることがあります。そんなときに便利なのが「cronジョブ」です。この記事では、cronジョブの基本的な設定方法について説明します。
cronは、LinuxやUnix系のシステムでスケジュールされたタスクを自動で実行するためのツールです。例えば、毎日決まった時間にバックアップを取ったり、毎週特定の処理を行ったりすることができます。
まず最初に、cronの設定を行うためには「crontab」というファイルを使います。このファイルには、実行したいコマンドとそのスケジュールが記載されています。次のコマンドを使って、自分のcronジョブを確認します。
crontab -l
新しいcronジョブを追加するには、以下のコマンドを実行してcrontabを編集します。
crontab -e
これでエディタが開きますので、ジョブを追加していきます。
cronジョブは特定のフォーマットで書かなければなりません。以下の形式で設定します。
分 時 日 月 曜日 コマンド
例えば、毎日午前2時にバックアップを取る場合は、次のように書きます。
0 2 * * * /path/to/backup.sh
それぞれのフィールドの意味を知っておくと、設定が楽になります。
設定ができたら、エディタでファイルを保存して終了します。これで、新しいcronジョブが追加されました。
以上が、Linuxでのcronジョブの設定方法です。定期的に自動化したい作業があれば、ぜひ活用してみてください。