Linuxを使うとき、システムの状態を把握することはとても大切です。特に、どのプロセスがどれだけのリソースを使っているかを知ることで、トラブルシューティングやパフォーマンスの向上につながります。この記事では、Linuxでよく使われる「top」コマンドとその拡張版「htop」について紹介します。
topコマンドは、現在実行中のプロセスやそのリソースの使用状況をリアルタイムで表示するツールです。端末を開いて、「top」と入力するだけで簡単に利用できます。
top
このコマンドを実行すると、以下の情報が表示されます。
topコマンドの画面では、いくつかのキーを使って操作することができます。
htopはtopコマンドの進化版で、より見やすく、かつ操作がしやすいインターフェースを持っています。色分けされているため、リソースの使用状況が一目でわかります。
htopは、デフォルトではインストールされていないことが多いです。以下のコマンドを使ってインストールします。
sudo apt install htop # Debian系
sudo yum install htop # Red Hat系
htopを起動するには、端末で以下のコマンドを入力します。
htop
実行すると、画面にプロセスの一覧が表示され、リソースの使用状況を簡単に確認できます。
htopでもいくつかのキー操作が可能です。
topとhtopは、Linuxシステムのモニタリングを行うための強力なツールです。システムの状態を把握することで、より快適な環境で作業することができるようになります。