Linuxを使っていると、ユーザーや権限管理について考えなければならないことが多いです。
Linuxでは「ユーザー」とは、システムを利用する人のことを指します。パソコンを共有している場合、それぞれの人が自分のユーザーアカウントを持つことで、他のユーザーとファイルや設定を分けることができます。
Linuxには主に以下の2つのユーザータイプがあります。
一般ユーザーは通常の作業を行うためのアカウントです。例えば、ファイルの作成やアプリケーションの実行ができますが、システムに大きな変更を加えることはできません。
スーパーユーザーは特権を持つユーザーで、システム全体を管理できます。すべてのファイルやプロセスにアクセスできるため、非常に強力ですが、慎重に扱う必要があります。
権限管理はLinuxを安全に使うために重要です。各ファイルやフォルダには、それにアクセスできるユーザーやグループが指定されており、これによってデータの安全性が保たれています。
Linuxでは、各ファイルやディレクトリには三つの権限があります。
アカウントの権限を確認するには、以下のコマンドを使います。
ls -l
このコマンドを実行すると、ファイルやフォルダの権限が表示されます。それぞれの権限がどのようになっているかを見てみましょう。
権限を変更する場合は「chmod」コマンドを使用します。このコマンドを使うと、ファイルの権限を簡単に変更できます。
chmod u+x filename
このコマンドは、指定したファイルに対してユーザー(u)に実行権限(+x)を追加します。