SSH(Secure Shell)は、ネットワーク越しに他のコンピュータに安全にアクセスするためのプロトコルです。これを使うことで、リモートでサーバーにログインしたり、ファイルを転送したりできます。
最初に、SSHで接続したいLinuxサーバーを用意します。このサーバーにはSSHがインストールされている必要があります。
次に、自分のパソコンもしくはクライアントPCが必要です。ここからサーバーにアクセスします。
多くのLinuxディストリビューションでは、SSHはデフォルトでインストールされていますが、念のため確認してみましょう。
サーバーにSSHがインストールされていない場合、次のコマンドでインストールできます。
sudo apt update
sudo apt install openssh-server
SSHが正しくインストールされたか確認するには、次のコマンドを実行します。
sudo systemctl status ssh
ここで「active (running)」と表示されていれば、SSHは正常に動作しています。
SSHの設定を変更するには、設定ファイルを開きます。次のコマンドを実行してください。
sudo nano /etc/ssh/sshd_config
ここで、必要に応じてポート番号やアクセス制限を設定できます。
設定を変更したら、SSHサービスを再起動します。
sudo systemctl restart ssh
リモートサーバーに接続するには、次のようなコマンドを使用します。
ssh username@server_ip_address
ここで、username
はサーバーのユーザー名、server_ip_address
はサーバーのIPアドレスです。
より安全に接続するために、SSHキーを使うこともできます。まず、クライアントPCで次のコマンドを実行します。
ssh-keygen
生成された公開鍵をサーバーにコピーします。
ssh-copy-id username@server_ip_address