このページでは、Linuxを使ってWebサーバーを立ち上げる方法について解説します。特に、人気のある2つのWebサーバーであるApacheとNginxについて詳しく見ていきます。どちらも特長があり、使いどころが異なるので、初めてWebサーバーを構築する方にはとても役立つ内容です。
Webサーバーとは?
Webサーバーとは、インターネット上で情報を提供するためのソフトウェアです。ブラウザからのリクエストを受け取り、Webページや画像などのファイルを配信します。これにより、私たちは様々なWebサイトにアクセスできるのです。
ApacheとNginxの違い
ApacheとNginxはどちらも非常に人気のあるWebサーバーですが、少しずつ使い方や特長が異なります。
Apacheの特長
Apacheは長い歴史を持つWebサーバーで、以下のような特長があります。
- モジュール方式で拡張可能:必要に応じて機能を追加できます。
- 設定が柔軟:細かい設定ができ、様々なプロジェクトに適しています。
- 豊富なドキュメント:初心者向けの情報が多く、学びやすいです。
Nginxの特長
Nginxも人気のあるWebサーバーで、特にパフォーマンスが高いことが知られています。
- 高いパフォーマンス:大量のリクエストに対しても処理速度が速いです。
- 静的ファイルの配信が得意:画像やCSSなどの静的ファイルを素早く提供できます。
- リバースプロキシとしても利用可能:他のサーバーの負荷を軽減するのに役立ちます。
Nginxについてもっと知りたい場合は、Nginx入門をご覧ください。
Webサーバーをインストールしよう
ここからは、実際にApacheとNginxのインストール手順を紹介します。Linuxがインストールされた環境が必要です。まずはコマンドラインを開きます。
Apacheのインストール
Apacheをインストールするには、以下のコマンドを打ち込みます。
sudo apt update
sudo apt install apache2
インストールが完了したら、以下のコマンドでApacheを起動します。
sudo systemctl start apache2
ブラウザを開き、http://localhostにアクセスしてみましょう。Apacheのテストページが表示されます。
Nginxのインストール
次にNginxをインストールします。こちらもコマンドラインで以下のコマンドを実行しましょう。
sudo apt update
sudo apt install nginx
Nginxを起動するには、次のコマンドを使います。
sudo systemctl start nginx
同様に、ブラウザを開いてhttp://localhostにアクセスします。Nginxのウェルカムページが表示されるはずです。
まとめ
今回は、ApacheとNginxという2つのWebサーバーの基本と、それらのインストール手順についてご紹介しました。どちらのサーバーもそれぞれの用途に合わせた非常に強力なツールですので、自分のプロジェクトに合った方を選んで使ってみてください。