Linuxを使う上で、ディスク管理はとても大事なポイントです。特に「パーティション」と「マウント」という言葉は、初心者にとってちょっと難しく感じるかもしれませんが、ここでは基本をわかりやすく解説します。
まず、パーティションについて説明します。パーティションとは、1つのディスクをいくつかの部分に分けることです。これによって、データを整理したり、異なるオペレーティングシステムを同じディスクにインストールしたりすることができます。
パーティションには大きく分けて「プライマリパーティション」と「論理パーティション」の2種類があります。
次に、マウントについて見てみましょう。マウントとは、パーティションや外部デバイスをLinuxのファイルシステムに接続する作業のことです。マウントすれば、そのパーティションの中にあるデータにアクセスできるようになります。
マウントをするには「マウントポイント」という場所を指定します。これは、マウントしたいパーティションのデータをどこに表示させるか、という場所のことです。たとえば、/mntや/homeなどがよく使われるマウントポイントです。
それでは、実際にパーティションを作成し、マウントする方法について見ていきましょう。
パーティションを作成するには、ターミナルを使います。以下のコマンドを入力してください。
sudo fdisk /dev/sdX
ここで、/dev/sdXは実際のディスク名に置き換えます。コマンドを実行したら、表示されたメニューに従って、新しいパーティションを作成します。
作成したパーティションをマウントするためには、以下のコマンドを使います。
sudo mount /dev/sdXn /mnt/mountpoint
この時、/dev/sdXnは新しく作成したパーティションの名前、/mnt/mountpointはマウントポイントの場所です。