LAMP環境とは?
LAMPとは、Linux、Apache、MySQL、PHPの頭文字を取ったものです。これは、ウェブアプリケーションを開発するための基本的な環境を指します。これを作ることで、簡単にウェブサイトを作ったり、データベースを扱ったりできるようになります。
必要なものを準備しよう
まず最初に、LAMP環境を構築するためにはLinuxが必要です。一般的なディストリビューションとしてはUbuntuやCentOSが人気ですが、ここではUbuntuを使うことにします。
1. Linuxのインストール
お使いのパソコンにLinuxをインストールしてください。USBメモリからブートして、インストールを進めることができます。各手順は公式サイトを参考にすると良いでしょう。
2. ターミナルの使い方
Linuxではターミナルというコマンドラインツールを使って操作します。アプリケーションをインストールしたり、設定を変更したりする時に必要です。
Apacheのインストール
Apacheはウェブサーバーソフトウェアです。これをインストールすることで、ウェブページを表示できるようになります。
Apacheのインストール方法
sudo apt update sudo apt install apache2
インストールが終わったら、以下のコマンドを使ってApacheが正常に動作しているか確認します。
sudo systemctl status apache2
ブラウザを開いて、「http://localhost」と入力すると、Apacheのウェルカムページが表示されます。
MySQLのインストール
次に、データベース管理システムであるMySQLをインストールします。これにより、データを保存したり、管理したりすることができます。
MySQLのインストール方法
sudo apt install mysql-server
インストールが完了したら、セキュリティ設定を行います。以下のコマンドを実行してください。
sudo mysql_secure_installation
指示に従って、ルートユーザーのパスワード設定や匿名ユーザーの削除を行いましょう。
PHPのインストール
最後にPHPをインストールします。PHPは動的なウェブページを作成するためのプログラミング言語です。
PHPのインストール方法
sudo apt install php libapache2-mod-php php-mysql
PHPが正しくインストールされたか確認するために、テスト用のPHPファイルを作成します。
テスト用PHPファイルの作成
echo "" | sudo tee /var/www/html/info.php
ブラウザで「http://localhost/info.php」と入力すると、PHPの設定画面が表示されれば成功です。
まとめ
これでLAMP環境の構築が完了しました。Apache、MySQL、PHPがインストールされているので、開発を自由に試してみてください。