Linuxを使っていると、色々なソフトウェアをインストールしたくなると思います。でも、公式のパッケージが見つからないこともありますよね。そんな時は、ソースからビルドしてインストールする方法があります。この方法を使うと、自分の好きなソフトウェアを自由にカスタマイズできるんです。今回は、その手順をわかりやすく説明します。
ソースコードは、ソフトウェアがどのように動くかを記述したプログラムのことです。このコードをコンパイル(変換)することで、実際に使えるソフトウェアが作られます。初心者の方にとって、いきなり難しそうに感じるかもしれませんが、手順に従ってやれば大丈夫です。
ソースからソフトウェアをビルドするためには、いくつかのツールが必要です。以下のコマンドを使って、必要なツールをインストールしましょう。
sudo apt update
sudo apt install build-essential
次に、インストールしたいソフトウェアのソースコードを入手します。通常は、公式サイトからダウンロードできます。また、Gitを使って取得することも可能です。ダウンロード先のURLを確認して、以下のようにコマンドを実行してみましょう。
wget https://example.com/software.tar.gz
ここで、"https://example.com/software.tar.gz"の部分は、実際のソフトウェアのURLに置き換えてください。
ダウンロードしたファイルは圧縮されているので、まずは解凍します。以下のコマンドを実行してみましょう。
tar -zxvf software.tar.gz
解凍ができたら、ディレクトリに移動します。以下のコマンドを使います。
cd software
次に、ビルドに必要な設定を行います。以下のコマンドを実行してみてください。
./configure
設定が問題なければ、実際にソフトウェアをビルドします。以下のコマンドを実行します。
make
ビルドが成功したら、ソフトウェアをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
sudo make install