Linuxの基本コマンド：シェル操作の入門

Linuxシェルとは？

シェルとは、ユーザーがコンピュータに命令を出すためのインターフェースです。コマンドを入力することで、ファイル操作やプログラムの実行を行います。Linuxでは、主に「Bash」と呼ばれるシェルがよく使われています。

基本的なコマンド一覧

ここでは、Linuxでよく使う基本的なコマンドをいくつか紹介します。これらのコマンドを覚えることで、日常的な操作が楽になります。

ファイルやディレクトリを操作するコマンド

pwd

現在の作業ディレクトリのパスを表示します。どこで何をしているのか確認したいときに使います。

pwd

ls

現在のディレクトリにあるファイルやディレクトリの一覧を表示します。オプションを使うことで、詳細情報も見ることができます。

ls -l

cd

ディレクトリを移動するコマンドです。例えば、上の階層に戻りたいときは「..」を使います。

cd ..

cd ディレクトリ名

mkdir

新しいディレクトリを作成します。プロジェクトごとに整理するのに役立ちます。

mkdir 新しいディレクトリ名

rm

ファイルやディレクトリを削除するコマンドです。注意して使わないと大切なファイルを消してしまうかもしれません。

rm ファイル名

rm -r ディレクトリ名

ファイルの内容を確認するコマンド

cat

指定したファイルの内容を表示します。ファイルの中身を確認したいときに便利です。

cat ファイル名

less

ファイルの内容をページ単位で表示します。長いファイルの内容をゆっくりと読みたいときに使います。

less ファイル名

プロセスを管理するコマンド

ps

現在実行中のプロセスの情報を表示します。どのプログラムが動いているか確認するのに役立ちます。

ps

kill

指定したプロセスを終了させるコマンドです。動いているプログラムを強制終了する際に使います。

kill プロセスID