今回は、JavaScriptのモジュールについて学びます。モジュールを使うことで、コードを整理しやすくなり、再利用可能な部品に分割することができます。
モジュールとは、機能ごとにコードを分割して管理する方法です。大きなプロジェクトになると、すべてのコードを1つのファイルに書くのは大変ですし、管理も難しくなります。モジュールを使えば、コードを複数のファイルに分けて管理できます。
JavaScriptでは、ES6からimport
とexport
を使ってモジュールを管理できます。まず、export
を使ってモジュールを定義します。
// utils.js
export function add(a, b) {
return a + b;
}
export function subtract(a, b) {
return a - b;
}
次に、import
を使って他のファイルからモジュールを読み込みます。
// main.js
import { add, subtract } from './utils.js';
console.log(add(2, 3)); // 5
console.log(subtract(5, 2)); // 3
これで、utils.js
に定義した関数をmain.js
で使うことができます。
モジュールにはデフォルトエクスポートという方法もあります。デフォルトエクスポートを使うと、1つのモジュールから1つの値や関数をエクスポートできます。
// math.js
export default function multiply(a, b) {
return a * b;
}
デフォルトエクスポートされたモジュールをインポートするには、名前を自由に決めることができます。
// main.js
import multiply from './math.js';
console.log(multiply(3, 4)); // 12
JavaScriptのモジュールを使うことで、コードを整理しやすくなり、再利用可能な部品に分割することができます。import
とexport
を使って、簡単にモジュールを定義し、他のファイルから利用することができます。