非同期処理は、時間のかかるタスクを効率よく処理するために重要です。PromiseとAsync/Awaitという便利な方法を使って、非同期処理を簡単に扱う方法を紹介します。
非同期処理とは、他のコードの実行を待たずに、時間のかかる処理をバックグラウンドで行うことです。例えば、サーバーからデータを取得する場合などに使います。
Promiseは、非同期処理の結果を扱うオブジェクトです。Promiseには3つの状態があります
Promiseの基本的な使い方を見てみましょう。
let myPromise = new Promise((resolve, reject) => {
let success = true;
if (success) {
resolve("処理が成功しました!");
} else {
reject("処理が失敗しました!");
}
});
myPromise.then((message) => {
console.log(message);
}).catch((error) => {
console.error(error);
});
この例では、resolve
とreject
を使って処理の結果を決定しています。then
メソッドで成功時の処理を、catch
メソッドで失敗時の処理を行います。
Async/Awaitは、Promiseをより簡単に使うための構文です。非同期処理をまるで同期処理のように書けるので、コードが読みやすくなります。
Async関数は、async
キーワードを使って定義します。そして、非同期処理の前にawait
キーワードを使います。
async function fetchData() {
try {
let response = await fetch("https://api.example.com/data");
let data = await response.json();
console.log(data);
} catch (error) {
console.error("エラーが発生しました:", error);
}
}
fetchData();
この例では、fetch
関数を使ってデータを取得しています。await
を使うことで、非同期処理が完了するまで次の行のコードが実行されないようになります。
JavaScriptの非同期処理は、時間のかかるタスクを効率よく処理するために欠かせない技術です。PromiseとAsync/Awaitを使うことで、非同期処理を簡単に扱えるようになります。