今回は、JavaScriptのストレージAPIについて紹介します。ローカルストレージとセッションストレージを使うことで、ウェブブラウザ内にデータを保存することができます。
まず、ローカルストレージとセッションストレージの違いについて見てみましょう。
ローカルストレージは一度データを保存すると、ブラウザを閉じてもデータが消えません。長期間データを保持したいときに便利です。
セッションストレージはブラウザを閉じるとデータが消えてしまいます。一時的なデータを保存したいときに使いやすいです。
ここでは、簡単な例を使ってローカルストレージを使う方法を解説します。
localStorage.setItem('キー', '値');
例えば、ユーザー名を保存する場合は次のようにします。
localStorage.setItem('username', 'John Doe');
ローカルストレージに保存されたデータを読み込むには、getItem
メソッドを使います。
let username = localStorage.getItem('username');
console.log(username); // John Doe
ローカルストレージからデータを削除したいときは、removeItem
メソッドを使います。
localStorage.removeItem('username');
次に、セッションストレージの使い方を説明します。ローカルストレージと使い方はほとんど同じです。
sessionStorage.setItem('キー', '値');
例えば、セッションIDを保存する場合は次のようにします。
sessionStorage.setItem('sessionID', '12345');
セッションストレージに保存されたデータを読み込むには、getItem
メソッドを使います。
let sessionID = sessionStorage.getItem('sessionID');
console.log(sessionID); // 12345
セッションストレージからデータを削除したいときは、removeItem
メソッドを使います。
sessionStorage.removeItem('sessionID');
今回は、JavaScriptのストレージAPIについて簡単に紹介しました。ローカルストレージとセッションストレージの違いを理解し、適切に使い分けることで、ウェブアプリケーションの操作性が向上します。