JavaScriptはウェブサイトを動かすためのプログラミング言語です。この記事では、JavaScriptの基本的な構文について学びましょう。
プログラムを書いていく上で、データを保存するための「変数」はとても重要です。JavaScriptで変数を作るには、var
、let
、const
という3つの方法があります。
昔から使われている方法ですが、今ではあまりおすすめされていません。例としてはこんな感じ:
var myName = 'Taro';
最近よく使われる方法です。再代入が可能な変数を作りたいときに使います。
let age = 15;
age = 16;
再代入ができない変数を作りたいときに使います。値が決まっているときに使うと便利です。
const birthYear = 2005;
変数に保存できるデータには、いくつかの種類があります。これを「データ型」といいます。代表的なデータ型を見てみましょう。
数値を取り扱います。たとえば年齢や金額などです。
let price = 1000;
文字や文章を取り扱います。名前や住所などに使います。
let greeting = 'こんにちは';
true(真)またはfalse(偽)を取り扱います。条件分岐などに使います。
let isStudent = true;
演算子は、数値などを計算するための記号や文字のことです。代表的な演算子をいくつか見てみましょう。
数値の計算に使います。
let sum = 10 + 5; // 足し算、結果は15
let difference = 10 - 5; // 引き算、結果は5
let product = 10 * 5; // 掛け算、結果は50
let quotient = 10 / 5; // 割り算、結果は2
let remainder = 10 % 3; // 剰余(余り)、結果は1
2つの値を比較します。
let isEqual = (10 == 10); // 等しい、true
let isNotEqual = (10 != 5); // 等しくない、true
let isGreater = (10 > 5); // より大きい、true
let isLess = (10 < 20); // より小さい、true
複数の条件を組み合わせるときに使います。
let isAdult = (age >= 20) && (age < 65); // かつ、両方の条件が真ならtrue
let canDrink = (age >= 20) || (isStudent == false); // または、どちらかの条件が真ならtrue
let notStudent = !isStudent; // 否定, 真偽を反転, falseならtrue, trueならfalse
JavaScriptの基本構文を理解することで、ウェブサイトをより魅力的に作成できるようになります。まずはここで紹介した変数、データ型、演算子から始めてみましょう。