今回は、「条件分岐」と「ループ」について説明します。制御構文を理解すると、より複雑な動きをするプログラムを作ることができるようになります。
条件分岐は、「もし~ならこうする」という動きをプログラムにさせるためのものです。例えば、テストの点数が合格点以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示させるときに使います。
最も基本的な条件分岐がif文
です。シンプルな構造なので、まずはこれを覚えましょう。
let score = 75;
if (score >= 60) {
console.log("合格");
} else {
console.log("不合格");
}
上の例では、点数が60以上なら「合格」と表示され、それ以外なら「不合格」と表示されます。
複数の条件をチェックしたいときはelse if文
を使います。
let score = 75;
if (score >= 90) {
console.log("最高評価");
} else if (score >= 75) {
console.log("良い評価");
} else if (score >= 60) {
console.log("合格");
} else {
console.log("不合格");
}
ここの例では、点数に応じて4つの評価が表示されるようになっています。
ループは、同じ処理を繰り返すときに使います。例えば、1から10までの数字を順に表示するような場合に便利です。
一番よく使うループがfor文
です。条件が満たされるまで繰り返します。
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
console.log(i);
}
この例では、変数iが1から10まで変わり、それぞれの値が表示されます。
条件がtrueである間、繰り返すのがwhile文
です。
let i = 1;
while (i <= 10) {
console.log(i);
i++;
}
この例でも1から10までの数字が表示されますが、i++
(iを1ずつ増やす)ことでループを制御しています。
今回は、JavaScriptの基本的な制御構文である「条件分岐」と「ループ」について学びました。これらを使えるようになると、プログラムがもっと複雑で強力なものになります。ぜひ、自分で試しながら理解を深めていってください!