今回はJavaScriptのテンプレートリテラルについて学んでいきましょう。
テンプレートリテラルとは、文字列を簡単に作るための方法です。普通の文字列はシングルクォート (') やダブルクォート (") で囲いますが、テンプレートリテラルはバッククォート (`) で囲みます。
バッククォートはキーボードの左上、エスケープキーの下にある ` キーです。このキーを使ってテンプレートリテラルを書きます。
let message = `こんにちは、みんな!`;
console.log(message); // こんにちは、みんな!
テンプレートリテラルのすごいところは、変数や式を簡単に埋め込めることです。${}
を使って変数を埋め込みます。
let name = "太郎";
let greeting = `こんにちは、${name}さん!`;
console.log(greeting); // こんにちは、太郎さん!
テンプレートリテラルでは、変数だけでなく、計算結果も埋め込むことができます。
let price = 100;
let tax = 10;
let total = `合計金額は${price + tax}円です。`;
console.log(total); // 合計金額は110円です。
バッククォートを使うと、複数行の文字列も簡単に書けます。これで読みやすいコードが書けると思います。
let multiline = `
こんにちは、
みんな!
これは複数行の
文字列です。
`;
console.log(multiline);
テンプレートリテラルを使うと、文字列操作がとても楽になります。
${}
で埋め込む