今回は、JavaScriptでデータを効率的に扱うための「オブジェクト」と「配列」について見ていきましょう。
オブジェクトは、いろんな情報を1つにまとめたものです。名前や年齢、好きな食べ物など、いろんなデータをひとまとめにできます。
オブジェクトは、こんなふうに作ります
const person = {
name: "太郎",
age: 15,
favoriteFood: "寿司"
};
このように、特定のキー(nameやageなど)に値("太郎"や15など)を割り当てます。
オブジェクトのデータにアクセスする方法は2つあります
// ドット記法
console.log(person.name); // 太郎
// ブラケット記法
console.log(person["age"]); // 15
配列は、同じようなデータを一括で扱えるデータ構造です。たとえば、果物の名前を一つの配列にまとめることができます。
配列は、こんなふうに作ります
const fruits = ["リンゴ", "バナナ", "オレンジ"];
配列の中には、順番にデータが並びます。最初のアイテムは0番目として数えられます。
配列のデータにアクセスするには、インデックスを使います:
console.log(fruits[0]); // リンゴ
console.log(fruits[2]); // オレンジ
オブジェクトと配列は、組み合わせて使うことができます。以下は、複数の人の情報をまとめた例です
const people = [
{ name: "太郎", age: 15, favoriteFood: "寿司" },
{ name: "花子", age: 16, favoriteFood: "ラーメン" }
];
console.log(people[1].name); // 花子
console.log(people[0].favoriteFood); // 寿司
今回の記事では、JavaScriptのオブジェクトと配列の基本について学びました。これを使いこなせるようになると、プログラミングの幅が広がります。