最近、インターネットには多くのアプリやサービスが存在します。その中で、データをやり取りするために「RESTful API」という仕組みがよく使われています。この記事では、Javaのフレームワーク「Spring」を使って、RESTful APIを簡単に作る方法を紹介します。
まず、RESTful APIについて少し説明しますね。RESTは「Representational State Transfer」の略で、シンプルなデータ交換の方法です。APIは「Application Programming Interface」の略で、アプリケーション同士がデータをやり取りするための契約のようなものです。RESTful APIを使うことで、異なるアプリケーション間でデータをスムーズにやり取りできるようになります。
次に、Springについてです。SpringはJavaで作られたアプリケーションを開発するための便利なフレームワークです。大規模なアプリケーションを効率よく開発できるように、多くの機能が提供されています。その中にRESTful APIを簡単に作成するための「Spring Web」というモジュールがあります。
では、実際に開発を始めるための環境を準備しましょう。以下のツールをインストールしてください。
まずは、Spring Bootのプロジェクトを作成します。Spring Initializrを使うと簡単です。以下の手順に従ってください。
次に、シンプルなAPIを作成してみましょう。プロジェクトを解凍して、IDEで開きます。以下に示すように、コントローラーを作成します。
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
@RestController
public class HelloController {
@GetMapping("/hello")
public String hello() {
return "こんにちは、世界!";
}
}
次に、アプリケーションを起動します。IDEからMainクラスを実行すると、サーバーが立ち上がります。デフォルトでは、http://localhost:8080
で動作します。
ブラウザを開いて、http://localhost:8080/hello
にアクセスしてみてください。「こんにちは、世界!」と表示されれば成功です!
この記事では、JavaとSpringを使って簡単なRESTful APIを作成しました。これをベースに、さまざまな機能を追加して、自分だけのWebサービスを作ることができます。