Javaでアプリケーションを作るとき、データベースを使うことはとても大切です。データベースを使うことで、大量のデータを管理したり、ユーザーの情報を保存したりできます。今回の記事では、JDBC(Java Database Connectivity)を使ったデータベース接続の方法について説明します。
JDBCとは、JavaからデータベースにアクセスするためのAPIです。これを使うことで、Javaのアプリケーションから直接データベースに接続し、データの読み書きができるようになります。JDBCを使うと、SQL(Structured Query Language)という言語を使ってデータベースとやり取りをします。
JDBCを使うためには、データベースごとに必要なドライバーを用意する必要があります。一般的なデータベースには、以下のようなドライバーがあります。
IDE(統合開発環境)を使って、Javaのプロジェクトを作成します。そして、先ほどのドライバーをプロジェクトに追加します。MavenやGradleを使うと、依存関係を簡単に管理できるのでおすすめです。
JDBCを使ってデータベースに接続するための基本的なコードを見てみましょう。以下はMySQLに接続する例です。
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.SQLException;
public class DatabaseExample {
public static void main(String[] args) {
String url = "jdbc:mysql://localhost:3306/データベース名";
String user = "ユーザー名";
String password = "パスワード";
try {
// データベースへの接続
Connection connection = DriverManager.getConnection(url, user, password);
System.out.println("データベースに接続しました。");
// ここに処理を書くことができます
connection.close(); // 接続を閉じる
} catch (SQLException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
上のコードでは、以下の部分が重要です。
接続が成功したら、次はSQL文を使ってデータを取得してみましょう。以下は、テーブルからデータを取得する例です。
import java.sql.Statement;
import java.sql.ResultSet;
// 省略...
Statement statement = connection.createStatement();
String sql = "SELECT * FROM テーブル名";
ResultSet resultSet = statement.executeQuery(sql);
while (resultSet.next()) {
System.out.println("データ: " + resultSet.getString("カラム名"));
}
// 終了処理
resultSet.close();
statement.close();
データを挿入する場合もSQL文を使います。次のコードは、テーブルに新しいデータを追加する例です。
String insertSql = "INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2) VALUES ('値1', '値2')";
int rowsAffected = statement.executeUpdate(insertSql);
System.out.println(rowsAffected + " 行が挿入されました。");
今回はJavaでJDBCを使ったデータベース接続について紹介しました。これを使えば、自分のアプリケーションにデータを管理する機能を簡単に組み込むことができます。