Javaを学び始めたばかりの方にとって、データをどのように格納し、操作するかは非常に重要です。今回は、配列とリストという二つのデータ構造について説明します。
配列は、同じデータ型の値をまとめて保存できる、固定長のデータ構造です。例えば、10個の整数を保存するための配列を作成することができます。
配列を作成するには、以下のようなコードを使用します。
int[] numbers = new int[10];
このコードでは、10個の整数を入れることができる配列を作成しています。配列の長さは固定されているため、後から追加や削除はできません。
配列に値を格納する方法は以下の通りです。
numbers[0] = 5;
numbers[1] = 10;
このように、インデックス(0から始まる番号)を使って値を設定します。また、配列の値を取り出す時もインデックスを使います。
int firstNumber = numbers[0]; // 5を取得
リストは、配列よりも柔軟なデータ構造で、サイズが可変です。Javaでは、主に「ArrayList」というクラスを使ってリストを作ります。
リストを作成するためには、以下のようなコードを使います。
import java.util.ArrayList;
ArrayList<Integer> numbersList = new ArrayList<>();
これで空のリストができました。リストは後から要素を追加したり、削除したりすることができます。
リストに値を追加するには、以下のようにします。
numbersList.add(5);
numbersList.add(10);
リストから値を取り出す際も次のようにインデックスを使います。
int firstNumber = numbersList.get(0); // 5を取得
配列とリストの大きな違いは、サイズの可変性です。配列は固定長ですが、リストは必要に応じてサイズを変更できます。その他にも、リストには多くの便利なメソッドが用意されています。
Javaの配列とリストは、それぞれ異なる特徴を持っていて、用途に応じて使い分けることが大切です。配列は簡単なデータの集まりに、リストは頻繁にデータの追加や削除が必要な場合に最適です。