PHPは、Webサイトを作るためのプログラミング言語の一つです。動的なWebページを作成できるため、多くのサイトで利用されています。PHPを使うことで、ユーザーからのデータを受け取り、処理することが可能になります。
Webサイトでユーザーから情報を集めるためには、フォームを使います。フォームとは、ユーザーが情報を入力できる部分のことです。PHPを使えば、そのフォームから送信されたデータを受け取ることができます。
まずは、基本的なHTMLフォームを作成します。以下のように、ユーザーが名前を入力できるフォームを作りましょう。
<form action="process.php" method="post">
<label for="name">名前:</label>
<input type="text" id="name" name="name">
<input type="submit" value="送信">
</form>
フォームからデータが送信されると、指定したファイル(この例では process.php)でデータを受け取ることができます。受け取ったデータは、PHPのスーパーグローバル配列である $_POST
を使って取得します。
<?php
if ($_SERVER["REQUEST_METHOD"] == "POST") {
$name = htmlspecialchars($_POST["name"]);
echo "こんにちは、" . $name . "さん!";
}
?>
ユーザーからの入力データは、悪意のあるコードが含まれている場合があります。これを防ぐためには、データを必ずサニタイズすることが重要です。上記の例では、htmlspecialchars
関数を使って、HTMLエンティティに変換しています。これにより、HTMLとして解釈されずに表示されます。
フォームから送信されたデータは、必ずチェックするようにしましょう。必須項目を設定したり、適切な形式であるか確認したりすることが大切です。これにより、アプリケーションの信頼性が向上します。