PHPはウェブ開発で広く使われているプログラミング言語です。プログラムの流れを制御するために欠かせないのが「制御構文」です。この記事では、PHPの基本的な制御構文であるif文、switch文、そしてループの使い方について学んでいきます。
if文は、条件に応じて異なる処理を行うための構文です。基本的な使い方を見てみましょう。
<?php
$score = 80;
if ($score >= 60) {
echo "合格です!";
} else {
echo "不合格です。";
}
?>
この例では、変数$scoreが60以上のときに「合格です!」と表示され、それ以外の場合は「不合格です。」と表示されます。
if文では、else ifを使って複数の条件を設定することもできます。
<?php
$score = 50;
if ($score >= 80) {
echo "素晴らしい!";
} else if ($score >= 60) {
echo "合格です!";
} else {
echo "不合格です。";
}
?>
この場合、スコアに応じて異なるメッセージが表示されます。
switch文は、特定の変数の値に基づいて異なる処理を行うために使います。複数の条件を扱う際に便利です。
<?php
$fruit = "りんご";
switch ($fruit) {
case "りんご":
echo "りんごが選ばれました。";
break;
case "バナナ":
echo "バナナが選ばれました。";
break;
default:
echo "他の果物です。";
}
?>
この例では、変数$fruitが「りんご」のとき、特定のメッセージが表示されます。
ループは、同じ処理を繰り返し実行するために使います。ここでは、for文とwhile文を紹介します。
<?php
for ($i = 1; $i <= 5; $i++) {
echo "繰り返し:$i
";
}
?>
この例では、1から5までの数字を繰り返し表示します。
<?php
$count = 1;
while ($count <= 5) {
echo "繰り返し:$count
";
$count++;
}
?>
while文でも同様の処理ができますが、こちらは条件が真である限り繰り返します。