変数とデータ型はプログラミングの基本的な概念なので、しっかり理解しておきましょう。
変数とは、データを保存するための名前付きのメモリの場所です。例えば、何かの値を一時的に保存しておくために使います。PHPでは、変数を使うことで計算や操作を簡単に行うことができます。
PHPで変数を使うには、まず宣言をする必要があります。変数の名前は、必ず$マークから始めます。例えば、次のように変数を宣言します。
<?php
$greeting = "こんにちは、PHP!";
echo $greeting;
?>
このコードでは、$greetingという変数に「こんにちは、PHP!」という文字列を保存し、それを表示しています。
PHPでは、いくつかのデータ型があります。データ型とは、変数がどのような種類のデータを持っているかを示すものです。主なデータ型には、次のようなものがあります。
文字列は、テキストのデータを表します。シングルクォート(')またはダブルクォート(")で囲まれた文字の集まりです。
<?php
$message = "私はPHPが好きです!";
echo $message;
?>
整数は、0や1、-1など、整数として表される数字です。
<?php
$age = 20;
echo $age;
?>
浮動小数点数は、小数点を含む数字のことです。たとえば、3.14や0.5がこれにあたります。
<?php
$pi = 3.14;
echo $pi;
?>
配列は、複数のデータを一つの変数にまとめて管理できるデータ型です。さまざまな値をキーとともに保存します。
<?php
$fruits = array("リンゴ", "バナナ", "オレンジ");
echo $fruits[1]; // バナナが表示されます
?>
真偽値は、真(true)または偽(false)のどちらかの値を持つデータ型です。主に条件分岐やループで使われます。
<?php
$isStudent = true;
echo $isStudent; // 1が表示される(trueの値)
?>