PHPでデータベースに接続する方法として、PDOとMySQLiの2つがあります。これらはどちらもMySQLデータベースへの接続を行うための機能ですが、それぞれに特徴があります。この記事では、初学者の皆さんが簡単に理解できるように、PDOとMySQLiの使い方を紹介します。
データベース接続とは、PHPからMySQLデータベースにデータを送ったり、受け取ったりするための方法です。これを使うことで、ウェブアプリケーションでユーザーの情報を管理したり、商品情報を扱ったりすることができます。
PDO(PHP Data Objects)は、PHPのデータベースアクセスライブラリです。多くのデータベースに対応しており、使い方がシンプルです。では、具体的にPDOを使ってMySQLデータベースに接続する方法を見ていきましょう。
まずは、データベースに接続するための情報を設定します。以下の情報が必要です。
次に、PDOオブジェクトを作ります。以下のコードを参考にしてください。
try {
$dsn = 'mysql:host=localhost;dbname=testdb;charset=utf8';
$username = 'your_username';
$password = 'your_password';
$pdo = new PDO($dsn, $username, $password);
$pdo->setAttribute(PDO::ATTR_ERRMODE, PDO::ERRMODE_EXCEPTION);
} catch (PDOException $e) {
echo '接続失敗: ' . $e->getMessage();
}
接続が成功すれば、特に何も表示されません。しかし、失敗した場合にはエラーメッセージが表示されます。
MySQLi(MySQL improved)は、MySQLデータベースに特化したインターフェースです。PDOと比べて若干使い方が異なりますが、使いやすさには定評があります。
PDOのときと同様に、必要な情報を用意します。
接続するためのMySQLiオブジェクトを作成します。
$host = 'localhost';
$username = 'your_username';
$password = 'your_password';
$database = 'testdb';
$mysqli = new mysqli($host, $username, $password, $database);
if ($mysqli->connect_error) {
die('接続エラー: ' . $mysqli->connect_error);
}
接続が成功した場合は、特にメッセージは表示されません。エラーが発生した場合には、エラーメッセージが表示されます。
PDOとMySQLiにはいくつかの違いがあります。例えば、PDOは複数のデータベースに対応しているのに対し、MySQLiはMySQL専用です。また、PDOはオブジェクト指向で使いやすく、MySQLiは手続き型とオブジェクト指向両方の方法で使えます。
今回は、PHPでのデータベース接続方法としてPDOとMySQLiの使い方を紹介しました。どちらも優れたツールなので、自分のプロジェクトに合った方を選んで使ってみてください。