正規表現(せいきひょうげん)を使うと、特定の文字列を検索したり、置き換えたりすることができます。その中でも、名前付きキャプチャグループはとても便利な機能です。この記事では、名前付きキャプチャグループの基本的な使い方を説明します。
まずは、正規表現について簡単に紹介します。正規表現は、特定のパターンを使って文字列を検索するための方法です。たとえば、メールアドレスや電話番号を見つけたいときに役立ちます。
名前付きキャプチャグループは、正規表現でマッチした部分に名前をつけて取得することができる機能です。一般的なキャプチャグループは、カッコを使って部分を取得しますが、名前付きキャプチャグループでは、見つけた部分に名前を指定できます。
名前付きキャプチャグループを作成するには、以下のように書きます:
/(?<名前>パターン)/
たとえば、次の正規表現を使用して、名前と年齢を取得することができます:
/(?<name>[A-Za-z]+)は(?<age>\d+)歳です/
具体的な例を見てみましょう。以下のコードは、名前と年齢を含む文章から情報を抽出する例です。
const text = "太郎は20歳です";
const regex = /(?<name>[A-Za-z]+)は(?<age>\d+)歳です/;
const result = regex.exec(text);
console.log(result.groups.name); // 太郎
console.log(result.groups.age); // 20
名前付きキャプチャグループを使うと、正規表現を使った文字列の検索がもっと楽になります。特に、複雑なパターンを扱うときに役立つ機能です。