この記事では、正規表現についての基本的な使い方といくつかの実例を紹介します。正規表現は、特定のパターンに合った文字列を検索したり、置き換えたりするための強力なツールです。

正規表現って何？

正規表現（せいきひょうげん）とは、文字列のパターンを表すための特別な記法のことです。たとえば、「abc」という文字列を探したいときに、正規表現を使うと非常に柔軟に検索できます。

正規表現の基本構文

正規表現には、いくつかの基本的な構文があります。ここでは、いくつかの重要なポイントを見てみましょう。

文字クラス

文字クラスは、特定の文字のグループを指定する方法です。

• [abc]：aまたはbまたはcのいずれかにマッチします。
• [0-9]：数字の0から9のいずれかにマッチします。

量指定子

量指定子は、直前の文字やグループが何回出現するかを指定します。

• *：0回以上
• +：1回以上
• {n}：n回

メタキャラクタ

メタキャラクタは、特別な意味を持つ文字です。代表的なものを以下に示します。

• .：任意の1文字にマッチします。
• ^：行の先頭を意味します。
• $：行の末尾を意味します。

実際の使用例

ここでは、いくつかの実際の使用例を紹介します。

電話番号の検出

電話番号の形式を正規表現で検出する例を見てみましょう。

const regex = /^\d{3}-\d{4}-\d{4}$/;
const test1 = "123-4567-8910";
console.log(regex.test(test1)); // true

メールアドレスの検出

メールアドレスの形式をチェックする例もあります。

const regex = /^[a-zA-Z0-9._%+-]+@[a-zA-Z0-9.-]+\.[a-zA-Z]{2,}$/;
const test2 = "example@test.com";
console.log(regex.test(test2)); // true