インターネットやアプリを使う中で、入力フォームのエラーに出会ったことがあると思います。特に、メールアドレスやパスワードの入力では、正しい形式で入力しないと受け付けてもらえないことがあります。そこで活躍するのが「正規表現」です。この記事では、正規表現を使ってデータのバリデーションを行う方法を紹介します。
まず、正規表現(せいきひょうげん)とは、文字列のパターンを指定するための特別な記述方法です。簡単に言えば、特定の条件に合った文字を見つけるための「ルール」のようなものです。
正規表現を使う理由は、入力データの形式を簡単に確認できるからです。例えば、メールアドレスや電話番号の形式をチェックするには、何度も比較するよりも、正規表現を使った方が効率的です。
次に、実際のコードを見てみましょう。メールアドレスのバリデーションをする正規表現は次のようになります。
const emailPattern = /^[a-zA-Z0-9._%+-]+@[a-zA-Z0-9.-]+\\.[a-zA-Z]{2,}$/;
この正規表現は、次のようなルールでメールアドレスをチェックします:
次は、パスワードのバリデーションの例です。パスワードには、大文字、小文字、数字、記号を含めるルールを作りたい場合、以下のように書きます。
const passwordPattern = /^(?=.*[a-z])(?=.*[A-Z])(?=.*\\d)(?=.*[@$!%*?&])[A-Za-z\\d@$!%*?&]{8,}$/;
この正規表現は、以下の条件を満たすパスワードを要求します:
正規表現を使うことで、入力データのバリデーションが簡単になります。メールアドレスやパスワードなど、よく使う入力形式について正規表現を覚えておくと便利です。