正規表現(せいきひょうげん)とは、文字列の検索や置換を効率的に行うための特別な方法です。この技術を使うと、特定のパターンに合う文字列を簡単に見つけたり、変更したりできます。今回は、正規表現の基本的な構文を紹介します。
正規表現は、特定の文字列を指定するための「パターン」を定義します。例えば、「abc」という文字列を探したいとき、そのまま「abc」と書けば良いですが、もっと複雑な条件で検索したいときには正規表現が役立ちます。
メタキャラクターは、正規表現で特別な意味を持つ文字です。以下のいくつかを覚えておきましょう。
文字クラスは、特定の文字の集合を指定できます。例えば、[abc]は「a」「b」「c」のいずれかの1文字を意味します。また、範囲を指定することもできます。
[a-z] # 小文字のアルファベット
[0-9] # 数字
正規表現では、同じ文字を繰り返すことができます。以下の記号を使ってみてください。
たとえば、数字が含まれる文字列を探したい場合、次のように書けます。
\d # 数字を表す
この正規表現は、どこかに数字が含まれているかどうかをチェックします。