AWS S3(Simple Storage Service)は、Amazonが提供するクラウドストレージのサービスです。データをインターネット上に保存し、必要に応じて簡単に取得できるのが特徴です。ファイルを安全に保管し、アクセスするのにとても便利です。
まず、AWSのサービスを利用するには、アカウントを作成する必要があります。AWSの公式サイトで手順に従ってアカウントを作成しましょう。
次に、S3にアクセスするためのユーザーを作成します。AWSの「IAM」というサービスを使って、必要な権限を持ったユーザーを設定します。このユーザーのアクセスキーとシークレットキーをメモしておきましょう。
AWS S3にアクセスするために、AWSのSDK(ソフトウェア開発キット)を使用します。Pythonで開発する場合は、以下のコマンドでboto3というライブラリをインストールできます。
pip install boto3
次に、ファイルをS3にアップロードする方法を見ていきましょう。以下のサンプルコードを参考にしてください。
import boto3
# AWSへの接続
s3 = boto3.client('s3',
aws_access_key_id='YOUR_ACCESS_KEY',
aws_secret_access_key='YOUR_SECRET_KEY')
# ファイルのアップロード
s3.upload_file('local_file.txt', 'your_bucket_name', 'uploaded_file.txt')
このコードでは、`local_file.txt`というファイルを指定したバケットへアップロードしています。
次に、S3からファイルをダウンロードする方法です。以下のコードを参考にしてください。
# ファイルのダウンロード
s3.download_file('your_bucket_name', 'uploaded_file.txt', 'downloaded_file.txt')
これで、S3に保存されている`uploaded_file.txt`が`downloaded_file.txt`としてダウンロードされます。
最後に、S3からファイルを削除する方法も見てみましょう。
# ファイルの削除
s3.delete_object(Bucket='your_bucket_name', Key='uploaded_file.txt')
このコードを実行すると、指定したファイルがS3から削除されます。
AWS S3を使ってプログラムからファイルを操作する方法について紹介しました。アップロード、ダウンロード、削除の基本的な操作がわかれば、さまざまな用途に応じて活用できます。