S3 Glacierとは？
S3 Glacierは、Amazonが提供しているクラウドストレージサービスの一つです。このサービスは、大量のデータを長期間保存するために設計されています。S3 Glacierのメリットは、コストが非常に安いことです。通常のストレージと比べて、長期間保存するだけであれば、かなりの節約ができます。
S3 Glacierの利用シーン
S3 Glacierは、次のような状況で役立ちます。
- バックアップデータの保存
- アーカイブとしてのデータ保管
- 法律などで長期間保存する必要があるデータ
データ保存の流れ
1. 資料の整理
まず初めに、保存したいデータを整理します。何を保存するのか、どのくらいの期間必要なのかを考えると良いでしょう。これによって、後でデータを探すときにスムーズになります。
2. AWSアカウントの作成
次に、Amazon Web Services（AWS）のアカウントを作成します。AWSは、S3 Glacierを含む多くのサービスを提供しています。一度アカウントを作れば、様々なサービスを利用することができます。
3. S3バケットの作成
アカウントを作成したら、次にS3バケットを作成します。バケットは、データを保存するためのフォルダーのようなもので、ここにデータを入れていきます。
4. データのアップロード
バケットが作成できたら、いよいよデータをアップロードします。AWSのコンソールを使って、簡単にドラッグ＆ドロップでデータを追加することができます。
5. 保存クラスの選択
データをアップロードする際に、保存クラスとして「S3 Glacier」を選びます。これにより、データが長期間安全に保存され、費用も抑えられます。
データの復旧方法
もし保存したデータが必要になった場合の復旧方法についても知っておきましょう。
1. 復旧リクエストの作成
AWSコンソールから復旧したいデータを選び、復旧リクエストを作成します。この際、どれくらいの早さでデータを取り出したいかを選ぶことができます。
2. 復旧待機時間
復旧リクエストが完了すると、サーバーがデータを復元してくれます。通常は数時間から数日間の待機が必要ですので、急な場合には注意が必要です。
まとめ
S3 Glacierは長期データ保存にとても適したサービスです。整理、アカウント作成、バケット作成、データのアップロード、復旧など、一連の流れを理解して使いこなすことで、大切なデータを安全に保存することができます。クラウドにデータを預けることで、災害やトラブルから守りつつ、コストも抑えることができるのです。