プログラムは条件に応じて異なる処理を行うことができます。これを「条件分岐」と言います。Pythonでは、if
文を使って条件分岐を実現します。
まず、基本的なif
文の構造を見てみましょう。
x = 10
if x > 5:
print("xは5より大きいです")
この例では、x
が5より大きい場合に「xは5より大きいです」と表示されます。
if
文に続けてelse
文を使うことで、条件が満たされない場合の処理を指定できます。
x = 3
if x > 5:
print("xは5より大きいです")
else:
print("xは5以下です")
この例では、x
が5より大きければ「xは5より大きいです」と表示され、それ以外の場合は「xは5以下です」と表示されます。
if
とelse
の間に複数の条件を指定したい場合は、elif
文を使います。
x = 5
if x > 5:
print("xは5より大きいです")
elif x == 5:
print("xは5です")
else:
print("xは5以下です")
この例では、x
が5より大きければ「xは5より大きいです」、x
が5と等しければ「xは5です」、それ以外の場合は「xは5以下です」と表示されます。
次の例では、数値が特定の範囲内にあるかどうかをチェックします。
age = 20
if age < 18:
print("未成年です")
elif 18 <= age < 65:
print("成人です")
else:
print("高齢者です")
文字列を条件として使うこともできます。
color = "赤"
if color == "赤":
print("止まれ")
elif color == "黄":
print("注意")
elif color == "緑":
print("進め")
else:
print("無効な色です")
複数の条件を組み合わせることも可能です。
score = 85
attendance = 90
if score >= 80 and attendance >= 80:
print("合格です")
else:
print("不合格です")
今回は、Pythonの条件分岐について学びました。if
文を使うことで、プログラムの処理を柔軟に制御することができます。さまざまな条件を試して、if
文の使い方に慣れていきましょう。