変数は、データを一時的に保存しておくための「名前付きの箱」のようなものです。プログラム内で使う値を保存し、後からその値を取り出したり変更したりできます。
Pythonでは、変数を宣言するのはとても簡単です。特にデータの型を指定する必要はなく、変数名を決めて値を代入するだけです。
変数の宣言と代入は同時に行います。以下の例では、変数name
に文字列「Alice」を、変数age
に数値25
を代入しています。
name = "Alice"
age = 25
print(name)
print(age)
変数名をつける際には、いくつかのルールがあります:
for
、while
、if
など)を使ってはいけない一度変数に値を代入したら、その変数を使って計算や操作ができます。以下の例では、変数x
とy
に値を代入し、それを使って加算を行っています。
x = 10
y = 5
result = x + y
print(result) # 15 と表示される
Pythonでは、同じ変数に異なるデータ型の値を代入することができます。以下の例では、変数data
に数値、文字列、リストを順に代入しています。
data = 10
print(data) # 10 と表示される
data = "Hello"
print(data) # Hello と表示される
data = [1, 2, 3]
print(data) # [1, 2, 3] と表示される
変数の値は後から変更することもできます。以下の例では、変数count
に最初は0
を代入し、その後1
に変更しています。
count = 0
print(count) # 0 と表示される
count = 1
print(count) # 1 と表示される
今回は、Pythonでの変数の使い方について学びました。変数はプログラミングにおいて非常に重要な役割を果たしますので、しっかりと理解しておきましょう。次回は、変数を使った簡単なプログラムを書いてみましょう。