プログラムで同じ処理を繰り返し実行することを「繰り返し処理」と言います。Pythonでは主にfor
ループとwhile
ループを使って繰り返しを実現します。
for
ループは、リストや範囲などのシーケンスから要素を取り出して順番に処理するために使用します。
colors = ["赤", "青", "黄"]
for color in colors:
print(color)
この例では、colors
リストの各要素を順番に取り出し、それぞれを画面に表示します。
while
ループは、指定した条件が満たされている間、繰り返し処理を実行し続けます。
count = 0
while count < 5:
print(count)
count += 1
この例では、count
が5未満の間、count
の値を表示し、その後count
を1ずつ増やしていきます。
for
ループを使ってリストの要素を合計する例です。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
total = 0
for number in numbers:
total += number
print("合計は", total)
while
ループを使って特定の条件が満たされるまで繰り返す例です。
answer = ""
while answer != "はい":
answer = input("続けますか?(はい/いいえ):")
print("終了しました")
今回は、Pythonの繰り返し処理について学びました。for
ループはリストや範囲などのシーケンスを使った処理に便利です。一方、while
ループは条件に応じて繰り返しを行います。繰り返し処理を使うことで、同じ処理を繰り返し手動で行わずに自動化することができます。