データ型とは、プログラムで扱うデータの種類を示すものです。Pythonでは、さまざまなデータ型が用意されており、それぞれの型に応じた操作や処理が可能です。基本的なデータ型を理解することで、プログラムを書く際に適切な型を選択できるようになります。
整数を扱うデータ型です。例えば、1や-100などが該当します。
num = 10
print(type(num)) # と表示される
小数点を含む数値を扱うデータ型です。例えば、3.14や-0.5などが該当します。
pi = 3.14
print(type(pi)) # と表示される
文字列を扱うデータ型です。文字列はダブルクオートまたはシングルクオートで囲みます。例えば、"Hello"や'World'などが該当します。
greeting = "Hello, World!"
print(type(greeting)) # と表示される
真(True)または偽(False)を表すデータ型です。条件分岐などでよく使用されます。
is_active = True
print(type(is_active)) # と表示される
複数の要素をまとめて扱うデータ型です。リストは角括弧で囲み、カンマで区切ります。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(type(numbers)) # と表示される
リストと似ていますが、タプルは変更不可(イミュータブル)です。タプルは丸括弧で囲みます。
coordinates = (10, 20)
print(type(coordinates)) # と表示される
キーと値のペアを持つデータ型です。辞書は波括弧で囲み、コロンでキーと値を区切ります。
person = {"name": "Alice", "age": 25}
print(type(person)) # と表示される
重複する要素を持たないデータ型です。集合は波括弧で囲みます。
unique_numbers = {1, 2, 3, 4, 5}
print(type(unique_numbers)) # と表示される
Pythonでは、あるデータ型から別のデータ型に変換することが可能です。例えば、整数を文字列に変換するにはstr()
関数を使用します。
num = 10
num_str = str(num)
print(type(num_str)) # と表示される
今回は、Pythonで使われる基本的なデータ型について学びました。それぞれのデータ型を理解し、適切に使うことで、効率的なプログラムを書くことができます。