関数とは？

Pythonにおける関数は、特定の処理をまとめて名前を付けて管理する機能です。再利用性が高く、プログラムを簡潔かつ効率的にする役割を果たします。

関数の定義と基本的な構造

関数はdefキーワードを使って定義します。

def greet():
    print("Hello, World!")

greet()  # 関数の呼び出し

引数のある関数の定義

関数には引数（パラメータ）を渡すことができます。

def greet(name):
    print(f"Hello, {name}!")

greet("Alice")  # 関数の呼び出し

戻り値を持つ関数

関数は値を返すこともできます。

def add_numbers(a, b):
    return a + b

result = add_numbers(3, 5)
print(result)  # 出力: 8

デフォルト引数とキーワード引数

デフォルト引数を設定することで、引数が渡されなかった場合のデフォルト値を指定できます。

def greet(name="Guest"):
    print(f"Hello, {name}!")

greet()  # 引数を指定しない場合はデフォルト値が使用される
greet("Bob")  # 引数を指定した場合は指定された値が使用される

可変長引数

可変長の引数を扱うことができます。

def sum_numbers(*args):
    total = 0
    for num in args:
        total += num
    return total

result = sum_numbers(1, 2, 3, 4)
print(result)  # 出力: 10

関数の応用

関数は複数の処理をまとめたり、コードの再利用性を高めたりするために非常に役立ちます。関数を使ってプログラムを構造化し、保守性を高めることが重要です。