今回は、Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)でのセキュリティグループの設定方法についてご紹介します。セキュリティグループは、EC2インスタンスのトラフィックを管理する重要な機能です。これを理解することで、より安全にEC2を利用できるようになります。
セキュリティグループは、Amazon EC2インスタンスに対する「ファイアウォール」のようなものです。具体的には、どのIPアドレスからの通信を許可するか、どのポートを開放するかを設定します。この設定を正しく行うことで、悪意のあるアクセスを防ぐことができます。
まず、AWSマネジメントコンソールにログインします。自分のアカウントを持っていない場合は、まず新しく作成してください。
ログインしたら、AWSのサービス一覧から「EC2」を選択します。これでEC2のダッシュボードに移動できます。
左側のメニューから「ネットワーク&セキュリティ」にある「セキュリティグループ」をクリックします。そして、「セキュリティグループの作成」ボタンを押します。
セキュリティグループの名前や説明を入力します。例えば、名前には「MyApp-SG」など分かりやすい名前を付けておくと便利です。
次に、受信ルールを設定します。ここで、どの接続を許可するかを決めます。一般的な設定としては、HTTP(ポート80)やHTTPS(ポート443)を許可することが多いです。
例:
タイプ:HTTP
プロトコル:TCP
ポート範囲:80
送信元:0.0.0.0/0(すべてのIPからのアクセスを許可)
送信ルールも必要に応じて設定します。通常はデフォルトの設定で問題ありませんが、特定の条件で変更が必要な場合は調整してください。
受信ルールと送信ルールを設定したら、「セキュリティグループの作成」ボタンをクリックします。これで、作成したセキュリティグループが利用可能になります。