AWS EC2(Amazon Web Services Elastic Compute Cloud)は、インターネット上でサーバーを利用できるサービスです。これにより、ユーザーは必要に応じてコンピュータの性能や資源を調整できます。EC2を利用することで、自分のアプリケーションを簡単にホストしたり、開発環境を構築したりすることができます。
SSH(Secure Shell)は、ネットワーク上で安全に通信するためのプロトコルです。特に、リモートサーバーに接続するためによく使われます。AWS EC2インスタンスにSSH接続をすることで、直接そのサーバーを操作することが可能です。
SSH接続を行う前に、いくつかの準備が必要です。
それでは、実際にSSH接続を行ってみましょう。
AWSマネジメントコンソールにログインして、EC2インスタンスのパブリックIPアドレスを確認します。
MacやLinuxの場合はターミナルを、Windowsの場合はPuTTYを開きます。
次のコマンドを入力します(YOUR-KEY-FILE.pem
は自分のキーファイル名、YOUR-EC2-IP
は取得したEC2インスタンスのIPアドレスに置き換えてください)。
ssh -i YOUR-KEY-FILE.pem ec2-user@YOUR-EC2-IP
接続が成功すると、EC2インスタンスのコマンドラインにアクセスできるようになります。ここからは、サーバーの操作を行うことができます。
接続中に問題が発生した場合、以下の点を確認してみましょう。
キーファイルのパーミッションが正しくない場合、接続が拒否されることがあります。パーミッションを変更するには、次のコマンドを使います。
chmod 400 YOUR-KEY-FILE.pem
EC2インスタンスのセキュリティグループがSSH接続を許可しているか確認します。ポート22が開放されている必要があります。
EC2インスタンスのOSによって、ユーザー名が異なります。Amazon Linuxの場合はec2-user
、Ubuntuの場合はubuntu
を使用します。
AWS EC2へのSSH接続は、サーバーを操作するための基本的な方法です。これに慣れれば、さまざまな作業を効率良く行えるようになります。