今回は、Gitを使っているときに役立つ「インタラクティブリベース」について解説。インタラクティブリベースを使うことで、コミット履歴を簡単に整理することができます。
インタラクティブリベースは、Gitの機能の一つで、過去のコミット履歴を編集するためのものです。たとえば、コミットメッセージを変更したり、複数のコミットをまとめたりすることができます。
では、実際にインタラクティブリベースの使い方を見てみましょう。例として、過去3つのコミットを編集する方法を紹介します。
ターミナルで以下のコマンドを入力して、インタラクティブリベースを開始します。
git rebase -i HEAD~3
このコマンドは、最も新しいコミットから数えて3つ前までのコミットを対象にインタラクティブリベースを行います。
コマンドを実行すると、テキストエディタが開きます。ここで、編集したいコミットに対して操作を指示します。
pick abc1234 初めのコミットメッセージ
reword def5678 変更したいコミットメッセージ
squash ghi9012 まとめたいコミットメッセージ
変更なしでそのまま使用する場合に使います。
コミットメッセージを変更したい場合に使います。エディタでメッセージを編集することができます。
1つ前のコミットとまとめたい場合に使います。まとめると、コミット履歴がきれいになります。
すべての編集が終わったら、テキストエディタを保存して閉じます。これでインタラクティブリベースが完了します。
最後に、変更が正しく反映されているか確認しましょう。以下のコマンドでコミット履歴を確認できます。
git log
コミットメッセージが変更されていたり、コミットがまとめられていたりするのがわかると思います。