この記事では、Gitの「コミット」の基本について説明します。
コミットとは、簡単に言うと「現在のプロジェクトの状態を保存する」ことです。例えば、ドキュメントを何度も保存しているようなものです。そして、この保存された状態を過去に戻したり、誰かに共有できるようにするのがGitの便利な機能です。
コミットを行う前に、まずはプロジェクトをGitで管理する必要があります。以下の手順で進めていきましょう。
最初に、Gitをインストールしましょう。ご自身のパソコンのOSに合わせて公式サイトからダウンロードしてください。
公式サイト:https://git-scm.com/
Gitのインストールが終わったら、管理したいプロジェクトのフォルダに移動して以下のコマンドを実行します。
git init
このコマンドを実行すると、そのフォルダがGitリポジトリになります。
次に、変更をステージに追加する必要があります。以下のコマンドを使ってファイルをステージに追加します。
git add ファイル名
例えば、index.html
をステージに追加する場合はこうなります。
git add index.html
また、すべての変更を追加したい場合は、以下のようにします。
git add .
ステージに追加できたら、いよいよコミットです。以下のコマンドを使います。
git commit -m "ここにコメント"
例文として、「初めてのコミット」をコメントにする場合は以下のようになります。
git commit -m "初めてのコミット"
このコメントが後で変更履歴を見るときに役立ちますので、わかりやすい内容にしましょう。