AWS CloudFormationは、インフラをコードで管理するための非常に便利なツールです。その中の「Outputs」セクションは、スタックを作成した後に知りたい情報を出力するために使います。この記事では、初めてCloudFormationを触るあなたに向けて、Outputsの設定方法について説明します。
Outputsは、CloudFormationスタックの作成が終わった後に、重要な情報を表示するための部分です。例えば、作成したEC2インスタンスのIPアドレスや、RDSのエンドポイントなどが出力されます。これによって、スタックの状態を簡単に確認することができます。
次に、Outputsを設定する方法を見ていきましょう。基本的な書き方は以下の通りです。
Outputs:
MyEC2InstancePublicIP:
Description: "EC2インスタンスのパブリックIPアドレス"
Value: !GetAtt MyEC2Instance.PublicIp
MyRDSInstanceEndpoint:
Description: "RDSインスタンスのエンドポイント"
Value: !GetAtt MyRDSInstance.Endpoint.Address
{
"Outputs": {
"MyEC2InstancePublicIP": {
"Description": "EC2インスタンスのパブリックIPアドレス",
"Value": { "Fn::GetAtt": ["MyEC2Instance", "PublicIp"] }
},
"MyRDSInstanceEndpoint": {
"Description": "RDSインスタンスのエンドポイント",
"Value": { "Fn::GetAtt": ["MyRDSInstance", "Endpoint", "Address"] }
}
}
}
Outputsを設定する時には、いくつか気をつけるポイントがあります。
出力名は他の人が見てもわかりやすい名前にしましょう。例えば、「MyRDSInstanceEndpoint」ではなく、「RDSインスタンスのエンドポイント」とすると、何が出力されるのかがはっきりします。
Outputsには必要な情報のみを出力するよう心がけましょう。多くの情報を出力すると管理が難しくなる場合があります。
CloudFormationのOutputsを使うと、スタック作成後の大切な情報を簡単に確認できます。