AWS CloudFormationはインフラをコードとして定義するツールです。この記事では、CloudFormationの「条件」を使って、リソースや設定を柔軟に管理する方法を紹介します。
条件は、特定の条件が満たされたときに、リソースの作成や設定を行うための仕組みです。たとえば、開発環境と本番環境で異なる設定やリソースを使いたい時に役立ちます。
条件を使うことで、以下のようなメリットがあります。
CloudFormationで条件を作成するためには、まず条件を定義します。これには「Conditions」セクションを使います。以下は条件を定義する基本的な例です。
Conditions:
CreateProdResources: !Equals [ !Ref EnvType, 'prod' ]
この例では、「EnvType」というパラメータが「prod」と等しい場合に「CreateProdResources」という条件が真になります。
条件を定義したら、それをリソースにも適用できます。以下は条件を使ってリソースを定義する例です。
Resources:
MyBucket:
Type: AWS::S3::Bucket
Condition: CreateProdResources
Properties:
BucketName: !Sub '${AWS::StackName}-prod-bucket'
ここでは、条件「CreateProdResources」が真のときだけ、S3バケットが作成されます。
条件を使うときは、以下の点に注意しましょう。
CloudFormationの条件を使用することで、環境に応じた適切なリソースや設定を簡単に管理できます。条件を使いこなすことで、より効率的なインフラ構築が実現します。