今回はShellスクリプトを使って、日常の簡単なタスクを自動化する方法について解説します。
まず、Shellスクリプトとは何かを説明します。Shellはコンピュータと私たちがコミュニケーションをとるためのプログラムです。そのShell上で動くのがShellスクリプトです。これは、一連のコマンドをまとめて実行するためのファイルです。これを使うことで、よくやる作業を自動化できます。
Shellスクリプトを使う理由はいくつかあります。
毎回同じ作業を手動でするのは面倒ですよね。Shellスクリプトを使うことで、これらの作業を自動で行えるようになります。
手動で作業をすると、うっかりミスをしてしまうことがあります。しかし、スクリプトを使えば、そのリスクを減らすことができます。
それでは、実際に簡単なShellスクリプトを作ってみましょう。
まずは、新しいファイルを作成します。例えば、以下のコマンドで新しいファイルを作ります。
touch my_script.sh
ファイルを作ったら、エディタ(例:nano、vimなど)でそのファイルを開きます。以下のような簡単なスクリプトを書いてみましょう。
#!/bin/bash
echo "こんにちは!これは自動化したスクリプトです!"
作成したスクリプトを実行できるようにするため、パーミッションを変更します。以下のコマンドを使います。
chmod +x my_script.sh
最後に、スクリプトを実行します。以下のコマンドを使って実行してみましょう。
./my_script.sh
これで、「こんにちは!これは自動化したスクリプトです!」と表示されるはずです!
ここでは、Shellスクリプトでよく使われる基本的なコマンドを紹介します。
スクリプト内で変数を使うことができます。以下のように書きます。
name="太郎"
echo "こんにちは、$name!"
条件分岐も可能です。以下のように記述します。
if [ "$name" == "太郎" ]; then
echo "あなたの名前は太郎ですね!"
else
echo "あなたの名前は太郎ではないですね。"
fi