今回は、VBA(Visual Basic for Applications)で使われる条件分岐の基本である「Ifステートメント」について学んでいきましょう。条件分岐を使うことで、プログラムがある条件に応じて異なる動作をするように設定できます。
Ifステートメントは、ある条件が真(True)か偽(False)かに応じて、プログラムが異なる処理を実行するための構文です。
以下は、基本的なIfステートメントの書式です。
If 条件 Then
処理1
Else
処理2
End If
この例では、条件がTrue(真)の場合に「処理1」が実行され、条件がFalse(偽)の場合に「処理2」が実行されます。
具体的な例を見てみましょう。
Sub CheckAge()
Dim age As Integer
age = 18
If age >= 18 Then
MsgBox "成人です"
Else
MsgBox "未成年です"
End If
End Sub
このコードでは、変数age
に18を代入し、Ifステートメントを使って「成人です」というメッセージボックスを表示するか「未成年です」というメッセージボックスを表示するかを判断しています。
複数の条件を判定する場合は、ElseIfを使って条件を追加します。
Sub CheckGrade()
Dim score As Integer
score = 85
If score >= 90 Then
MsgBox "優秀です"
ElseIf score >= 70 Then
MsgBox "良いです"
ElseIf score >= 50 Then
MsgBox "合格です"
Else
MsgBox "不合格です"
End If
End Sub
この例では、変数score
の値に応じて、異なるメッセージボックスが表示されます。最初に評価された条件から順に判定されます。
Ifステートメントを使うことで、プログラムが特定の条件に応じて動作するように設定できます。条件分岐を使って、さまざまな状況に対応するプログラムを作成してみましょう!