今回は、VBA(Visual Basic for Applications)で使われる繰り返し処理の基本である「Forループ」と「Do Whileループ」について学んでいきましょう。繰り返し処理を使うことで、同じ処理を繰り返し実行することができます。
Forループは、ある範囲の数値やオブジェクトの集合に対して、繰り返し処理を行うための構文です。
For 変数 = 初期値 To 最終値 Step ステップ
処理
Next 変数
この例では、変数が初期値から最終値までステップごとに増加(または減少)しながら処理が繰り返されます。
具体的な例を見てみましょう。
Sub ForLoopExample()
Dim i As Integer
For i = 1 To 5
MsgBox "現在の値は " & i
Next i
End Sub
このコードでは、変数i
が1から5まで増加しながら、メッセージボックスが表示されます。
Do Whileループは、ある条件が満たされている間、処理を繰り返し実行するための構文です。
Do While 条件
処理
Loop
この例では、条件がTrue(真)の間、処理が繰り返し実行されます。
具体的な例を見てみましょう。
Sub DoWhileLoopExample()
Dim count As Integer
count = 1
Do While count <= 5
MsgBox "現在の値は " & count
count = count + 1
Loop
End Sub
このコードでは、変数count
が1から5まで増加しながら、メッセージボックスが表示されます。
ForループとDo Whileループを使うことで、同じ処理を繰り返し実行することができます。繰り返し処理を使って、効率的にプログラムを作成しましょう!