今回は、VBA(Visual Basic for Applications)で使われる配列について学んでいきましょう。配列は複数のデータをまとめて扱うための便利な機能です。
配列とは、同じ種類の複数のデータを1つの変数に格納し、1つの名前でそれらを管理する仕組みです。
配列を使うためには、まず配列の変数を宣言し、必要に応じて初期化します。
Dim numbers(5) As Integer
numbers(0) = 10
numbers(1) = 20
numbers(2) = 30
numbers(3) = 40
numbers(4) = 50
この例では、長さが5の整数型配列numbers
を宣言し、値を代入しています。
配列の要素にアクセスするには、要素のインデックス(位置)を指定します。
Sub AccessArrayElement()
Dim fruits(2) As String
fruits(0) = "りんご"
fruits(1) = "バナナ"
fruits(2) = "みかん"
MsgBox "私の好きな果物は " & fruits(1) & " です。"
End Sub
このコードでは、配列fruits
の2番目の要素(インデックス1)にアクセスしています。
Forループを使って配列の全ての要素に順番にアクセスすることができます。
Sub LoopThroughArray()
Dim animals(3) As String
animals(0) = "犬"
animals(1) = "猫"
animals(2) = "うさぎ"
animals(3) = "ハムスター"
Dim i As Integer
For i = 0 To UBound(animals)
MsgBox "ペットとして飼いたい動物:" & animals(i)
Next i
End Sub
UBound
関数を使って配列の上限を取得し、Forループで全ての要素にアクセスしています。
配列を使うことで、複数のデータを効率的に管理し、処理することができます。配列を活用して、より複雑なプログラムを作成してみましょう!