AWSのECS(Elastic Container Service)は、コンテナを運用するための便利なサービスです。今回は、ECSタスク定義の作成と管理方法について、初心者向けにわかりやすく説明します。
ECSタスク定義は、コンテナアプリケーションの設定を定義するためのテンプレートです。これにより、どのコンテナを使用するのか、どのくらいのリソースを割り当てるのか、どのポートを開放するのかを指定することができます。
コンテナ定義は、タスク内で実行される各コンテナの設定を記述します。具体的には、イメージやコマンド、環境変数、ポートマッピングなどの情報を指定します。
リソース制限では、各コンテナが使用するCPUやメモリの量を設定します。これにより、タスクが過剰なリソースを消費しないように管理できます。
ネットワーク設定では、タスクがどのネットワークモードで運用されるのかを指定します。例として、ブリッジモードやホストモードなどがあります。
まず、AWSの管理コンソールにログインします。右上の「サービス」から「ECS」を選択します。
ECSのダッシュボードが表示されるので、「タスク定義」タブを選び、「新しいタスク定義を作成」をクリックします。
ここで、タスク定義に必要な情報を入力します。コンテナ定義やリソース制限などを設定し、設定内容を確認します。
すべての設定が完了したら、タスク定義を保存します。これにより、作成したタスク定義がAWS内に保存され、必要に応じて再利用できます。
既存のタスク定義を更新したい場合は、ダッシュボードで目的のタスク定義を選択し、「新しいリビジョンを作成」をクリックします。必要な変更を行ったら保存します。
使わなくなったタスク定義は削除することができます。タスク定義の一覧から削除したい定義を選び、「削除」をクリックします。ただし、現在運用中のタスク定義を削除することはできません。