ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、株式と同じように取引所で売買できる投資信託のことです。簡単に言うと、いくつかの株や債券などの資産をまとめておじいちゃんの袋に入れたようなものです。その袋ごと売り買いできるので、1つのETFを買うだけでいろんな投資ができるんです。
ETFは、特定のインデックスやテーマに基づいて作られています。インデックスとは、例えば「日経平均株価」や「S&P500」といった株の値動きを示す指標のことです。投資家はこのETFを買うことで、イメージとしては「そのインデックスに投資している」状態になります。
ETFは、証券口座を通して売買を行います。株式の売買と同じように、リアルタイムで価格を見ながら、買ったり売ったりできます。これは、普通の投資信託とは異なる点の一つです。
ETFにはいくつかのメリットがあります。
1つのETFを買うことで、色んな株に投資できるのでリスクが分散されます。リスクを減らしながら資産を増やせる可能性があります。
手数料が比較的安いのもETFの魅力です。投資信託に比べ、運用管理費用が低いことが多いので、長期的に持つほどお得になることがあります。
株式と同じように、いつでも好きな時に売買ができるのも大きなメリットです。市場が開いている間は、価格が常に変動しています。
もちろん、デメリットもあります。
ETFを買っている間に、株式市場が下落すると、その分損失を出す可能性があります。分散投資はできるものの、全体の市場が悪くなると影響を受けます。
ETFを運用するには費用がかかります。この信託報酬は少しずつ引かれるので、長期で持つ場合は注意が必要です。
ETFは初心者でも手軽に投資ができる便利な金融商品です。多くのメリットがある一方、注意すべきデメリットもありますので、しっかり理解してから投資を始めましょう。