ウェブサイトを作るとき、CSSはデザインを決める大事な要素です。しかし、CSSの書き方次第でウェブページの表示速度が遅くなってしまうことがあります。今回は、レンダリングブロックを防ぐためのCSSの書き方についてわかりやすく説明します。
レンダリングブロックとは、ブラウザがウェブページを表示する際に、CSSやJavaScriptの読み込みが終わるまで、そのページの表示を待ってしまうことです。この待ち時間が長ければ長いほど、ユーザーはイライラしてしまいます。特に、モバイル端末ではこの影響が大きいです。
主に以下のような理由でレンダリングブロックが発生します。
CSSファイルは通常、<head>
タグ内に置きますが、そのためにページの表示が遅くなることがあります。特に、外部CSSファイルへのリンクが多いと、それだけで表示が遅れます。
JavaScriptは通常、<head>
エリアにあると、CSSの次に読み込まれます。これもレンダリングが遅れる原因となります。
小さなCSSは直接HTMLに書いてしまう方法です。これにより、別ファイルを読み込む必要がなくなります。ただし、あまりにも多くのスタイルをインラインに書くと、HTMLが読みづらくなるので注意しましょう。
CSSを非同期に読み込むことで、レンダリングの妨げを少なくすることができます。<link>
タグを使い、rel="preload"
属性を設定します。
ページが最初に表示されるために必要なCSSは、優先的に読み込むようにします。それ以外のスタイルは遅れて読み込むことができます。
CSSファイルを圧縮することで、ファイルサイズを小さくし、読み込み時間を短縮できます。圧縮ツールを使うと簡単にできます。
レンダリングブロックを防ぐためのCSSの書き方について見てきました。ウェブページの表示速度を早くすることはユーザーにとってとても重要です。どうかこのポイントを意識して、快適なサイト作りを目指してくださいね!