今回は、Reactを使っている時に便利な「Context API」について解説します。状態管理とは、アプリケーションのデータを効率よく管理する方法のことです。特に、たくさんのコンポーネントがあるときに役立ちます。それでは、Context APIの基本を見ていきましょう。
Context APIは、Reactの機能の一つで、コンポーネント間でデータを簡単に共有するためのものです。通常、データは親から子へと渡しますが、Context APIを使うと、どのコンポーネントからでもデータにアクセスできるようになります。
まず最初に、Contextを作成します。これは、データを共有するための箱のようなものです。次のようにして作成できます。
import React, { createContext } from 'react';
const MyContext = createContext();
次に、作成したContextを使って「Provider」を設定します。Providerは、データを子コンポーネントに渡す役割を持っています。
const MyProvider = ({ children }) => {
const value = "こんにちは、Context API!";
return (
{children}
);
};
最後に、子コンポーネントでデータをどうやって取得するかを見てみましょう。これには「Consumer」を使います。
const MyComponent = () => {
return (
{value => {value}
}
);
};
ここまでの内容をまとめた簡単なサンプルコードを見てみましょう。
import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';
const MyContext = createContext();
const MyProvider = ({ children }) => {
const value = "こんにちは、Context API!";
return (
{children}
);
};
const MyComponent = () => {
return (
{value => {value}
}
);
};
const App = () => (
);
ReactDOM.render( , document.getElementById('root'));
今回の記事では、Context APIの基本についてお話ししました。Contextを使うと、複数のコンポーネント間でデータをスムーズに共有できるようになりますね。初めは難しく感じるかもしれませんが、慣れればとても便利です。