ソニーは最新のゲーム機、PS5 Proにおいて、冷却性能をさらに向上させるための新しい液態金属冷却技術を発表しました。この改良は、ゲームプレイ中の安定性と長時間使用時の冷却効果を高めることを目的としています。
液態金属を使った冷却は、従来のファンやヒートシンクと比べて、より効率的に熱を伝えることができるため、電子部品の温度を低く保つことが可能です。これにより、ゲーム中の動作安定性や長寿命化につながります。
今回のアップデートでは、液態金属の接触部分の設計を改善し、冷却性能のムラを減らす工夫が施されています。これによって、液態金属の冷却効果がより安定し、長時間の稼働中でも温度管理がしやすくなっています。
液態金属は、水銀のように液体の状態を保つ金属のことで、伝熱効率が非常に高いため、冷却システムに利用されています。金属の中でも伝熱性に優れた、ガリウム合金などが代表的です。
ソニーはこの新冷却技術によって、PS5 Proのパフォーマンスと長寿命を追求し、より快適なゲーム体験を提供することを狙っています。今後の具体的な発売日や詳細情報にも注目です。