今回は、基本的な制御構造であるif文、switch文、ループについて説明します。
if文は、条件に応じて特定の処理を実行するための構文です。条件が真(true)のときだけ、特定のコードを実行することができます。
以下は、基本的なif文の例です。ここでは、数が10より大きいかどうかを確認します。
let number = 15;
if (number > 10) {
console.log('10より大きいです');
}
if文にはelseを追加することで、条件が偽(false)だったときの処理を指定できます。
let number = 5;
if (number > 10) {
console.log('10より大きいです');
} else {
console.log('10以下です');
}
switch文は、複数の条件を一度にチェックしたいときに便利です。特定の値に基づいて、複数の処理を選ぶことができます。
次の例では、曜日に基づいてメッセージを表示します。
let day = 3;
switch (day) {
case 1:
console.log('月曜日');
break;
case 2:
console.log('火曜日');
break;
case 3:
console.log('水曜日');
break;
default:
console.log('分からない曜日です');
}
ループは、特定の処理を繰り返すための構文です。同じコードを何度も書く必要がなくなります。
for文は、指定した回数繰り返すときに使います。以下は、0から4までの数字を表示する例です。
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(i);
}
while文は、条件が真である限り処理を繰り返します。次の例では、カウンターが5以下のときに表示を続けます。
let counter = 0;
while (counter < 5) {
console.log(counter);
counter++;
}
TypeScriptを使うと、if文やswitch文、ループを使ってプログラムの流れを制御することができます。条件に応じて処理を分岐させたり、繰り返し処理を行ったりすることで、効率的にコードを書くことができます。